専門看護師制度は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するためのに創立された制度です (専門看護師制度)
特定の専門看護分野の知識及び技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかることを目的とするものです。
具体的な役割として、次のような「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」という6つの役割を果たすとしています。
老人看護専門看護師
わが国では、高齢社会に突入し、2000年度から介護保険制度もスタートするなど、高齢者ケアが社会的に大きな課題となっています。
このような中、老人看護専門看護師には、老人の身体的、精神的、社会的な特徴を理解し、患者さん自信への高度な技術をもったケアの提供だけでなく、家族からの相談に応じたり、他職種や施設との調整を行うなど、患者さんのQOLの視点に立った幅広い活躍が期待されています。
地域看護専門看護師
地域看護専門看護師は、高齢社会に伴う急増している在宅看護ニーズに対応するスペシャリストとして、その活躍が期待されています。
自信が訪問看護を行うだけでなく、ヘルパーやボランティア、地域の医師、近隣の住民といった人的資源を含む社会資源の有効活用、訪問看護を行う病院ナースの教育、家族へのサポートなど、幅広い役割がもとめられています。
がん看護専門看護師
がんは、診断や治療技術が飛躍的に進化して治療成績も向上していますが、患者さん自身や家族にとって大きな不安を抱かせる病気です。
看護面でも、インフォームドコンセントや終末期医療など、人の尊厳にかかわる難しい問題に直面します。
がん看護専門看護師は、医師との協議で発言・提言でき、患者さんや家族に対し、QQLの視点に立った水準の高いケアを実践するとともに、がん医療にかかわるスタッフ間のコーディネーション、教育や啓発などの役割を果たすことが期待されています。

